危険、悪質なアトピービジネスにご注意を！

　こうした悪質なアトピービジネスの被害者の中には、アトピーが重症化して学校を退学したり、職を失ったり、白内障などの合併症を引き起こしたケースもあるようです。またアトピー商品の購入で大金を失ったケースも数多く報告されています。
　日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎治療問題委員会の竹原和彦氏は、このような危険なアトピービジネスを見分けるポイントとして、次の６つのことを行うところは要注意だと警告を発しています。

①「どんな病気にも効く」という。
②「ある一定の期間で必ず治る」という。
③医師でもないのに診察まがいのことをする（特に「あなたはステロイド外用薬で副作用を起こしている」というケース）。
④「これは保険ではまだ認められていないが…」といって高価な薬などを売りつける。
⑤多額の宣伝費をかけている治療法で、高額な費用を要求する。
⑥アトピー性皮膚炎の原因について断定的な言い方をする。

　ネット上でもアトピーに効くと言う高価なサプリメントなどの広告をよく見かけますが、上記を念頭に置きながらそうした広告を見てみると良いでしょう。
　アトピー治療には絶対的な方法がないため、日常生活でストレスをためないよう、規則正しい生活をし、病気とうまくつき合って少しずつ快方に持って行く姿勢が大切なようです。

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