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〜病気の人に言ってはならない言葉〜

 うつ病の患者さんに対して「頑張れ!」は禁句だとよく言われます。
 言葉は生き物であり、同じ言葉でも場面や相手によっては悪くは受け取られないこともあると思いますが、病気と戦っている方への細心の配慮という意味では、絶対に使わない方が良いと思われる言葉が沢山あります。
 病名別に紹介していますが、その他の病気の方にも当てはまる言葉もあると思います。
 お見舞いに行かれる前のチェックとしてお使いください。

◎主にがん患者の方に対して避けるべき言葉  

・「頑張れ!」「頑張って食べて!」

うつ病の方に限らず、この言葉に対して、患者さんは「頑張れと言ってくれるな!」と思うそうです。自分ではどうにもならないのに、これ以上どう頑張れというのかという思いで、怒りさえ感じると言います。「しっかり!」や「苦しいのはあなただけではない」などの言葉も同様のようです。

・「またお会いしましょう」
“何かニュアンスを感じさせる言葉”として、特に末期のがん患者の方に対して配慮すべき言葉といわれています。

・「余命・生存率」
がん患者の方にとって必要なのは、前向きに考えていくことであり、この言葉はそうした患者の方の前向きな気持ちに水をさす可能性のある言葉と言われています。


◎主にうつ病患者の方に対して避けるべき言葉  

・「頑張れ!」

うつ病の方への禁句の代表例です。うつ病の患者さんは「うつという病気を何とか振り払いたい」と思い治療をされています。心の健康を患っている方に対して、絶対に言ってはいけない言葉と言われています。


◎主に要介護状態の方に対して避けるべき言葉  

・「あなたのためにやっている」

特にお年寄りの介護の際に気をつけるべき言葉。恩着せがましい言葉にお年よりは傷つくようです。「くさい」「きたない」なども絶対に禁句です。


◎主に不妊治療をされている方に対して避けるべき言葉  

・「大変ですね」

不妊治療をされている方への気遣いの気持ちも、その意に反して当事者の方にとって禁句となってしまうこともあるようです。「大変ではありません」と強がりを強いられるケースもあると聞きます。

・「子どもの話」
「○○さんもあれくらいの年の子どもがいてもおかしくないね…」という言葉も、不妊中の方にはとてもイヤに聞こえることがあるようです。


◎主にアトピー治療をされている方に対して避けるべき言葉  

・「かわいそう」

子どもさんを思いやるつもりで掛けた言葉も、受け手には「何の解決にもならない同情」「自分が恵まれていると思っているから出る言葉」と伝わる可能性があります。


◎主に拒食症の治療をされている方に対して避けるべき言葉         

・「よくなったね」

拒食症の方にとっては「よくなったね」=「太ったね」と聞こえるケースがあるようです。体重や体型に対してこだわりが強いケースが多いので、避けたほうが良い言葉です。


◎主に認知症の治療をされている方に対して避けるべき言葉     

・「さっき聞きました」

認知症の方は、自分では初めてのつもりで話しているのに、このように言われると、感情的に混乱したり怒ったり、気持ちが落ち込んだりするようです。「何度言ったら分かるの」という言葉も同様です。.



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